「アフターアワー」「告白」「月に群雲」。女々しいだけではない、My Hair is Badの名曲。剥き出しの「生」。本質はここに。

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My Hair is Bad
恋愛をテーマに鳴らすことで人気なこともわかっているし、ファンもそれを望んでいるのだろうが
あえてマイヘアを恋愛曲以外をピックアップして、別の角度から切り取ってみたい。

 

僕はメンヘラ度の強い人間が苦手だ。彼らは、関わる人間のいろんなリソースを奪っていく。

 

そんな僕がマイヘアに惹きつけられるのは、彼らの曲に「いつかは死ぬ」「いつかは終わる」「終末感」みたいなものが強く強く刻まれていて、聴い  僕らに何かを突きつけてくるからだ。

恋愛を歌ってる曲にも、そういう「終末感」が色濃く表現されているので、ただのメンヘラ曲で終わらない。
たとえ歌詞では表現されてなくても、そんな生き様が音に現れている。

 

 

ミッシェル、ブランキー、ハイスタ、ELLEGARDENのようなロックバンドが好きな人こそ、このプレイリストで聴いてみてほしい。

 

 

 

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「アフターアワー」

いつかは止まってしまう。いつだって最高速で走れるわけじゃない。だからこそ全力で生きる。

「春」いう季節の「切なさ」と「疾走感」。共存が素晴らしい名曲。個人的に一番好きな曲。

 

 

 

 

「告白」

タイトルに騙されそうになるけれど恋愛の曲ではない。

 

今だけでいい。我を裏切れ。シンプルに生きる。不安はいらない。終わりは来る。いつか死ぬんだから。

メッセージがストレートで、いろんなことがいい意味でどうでもよくなってくる。

いつか死ぬんだから、まっすぐ生きていきたい。

 

 

 

「夏が過ぎてく」

(曲は1:55あたりからになります)

シンプルに「過ぎ行く夏」を表現した曲。演奏の激しさが寂しさを助長する。

 

 

 

「音楽家になりたくて」

ツアーバンドの日常。ハイエースの車内で眠る旅。きっと大丈夫。耳元を過ぎていく未来。消えていくあの子。もう会えないことも忘れていく。そうしてまた次の街へ。

恋愛要素もある曲だけど、バンドマンの不安、葛藤がテーマ。PVの青春感がとても好き。男子に生まれたからには人生にこういう時期があってもいいと思う。

 

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「熱狂を終え」

常識、経験、冷静を疑え。最前線に舞い戻れ。危機へ飛び込め。

時間はもう戻らない。もう止まらない。戻せない。止まれない。

僕らいつか終わる。限界を受け入れ、もっと輝ける。

やっぱり、ほとばしる刹那感。これが彼らの本質。こんな風に生きていたい。

 

 

 

 

「月に群雲」

汚れた自分。綺麗でも不確か。ぐるぐる回って生きる自分。

文学性の高い歌詞がとにかく秀逸。抽象度も高いので難解なぶんだけ解釈も深まっていく。それぞれにいろんな解釈ができそうな曲。個人的には歌詞が一番好きな曲。季節感を感じさせる自然描写が多いのも特徴。

 

※「月に叢雲、花に風」とは諺(ことわざ)で「良いことには邪魔が入りやすく、物事はうまくいかない」という意味。綺麗な月に雲がかかったり、花を散らす風のことから転じた表現。

※「六日の菖蒲 十日の菊」とは、時機に遅れて役に立たないことのたとえ。菖蒲は五月五日、菊は九月九日の節句に用いるもので、それぞれ五月六日、九月十日では間に合わないことから。「菖蒲」は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むが、歌詞中では「あやめ」と読んでいる。

 

 

 

「革命はいつも」

9月、ビルに突っ込むの旅客機。正直、このオープニングだけで好きになるのに十分。

卒業式。理科室。塾。夕飯。担任の真の正体。第二理科室。スベードの3。革命。革命。また振り出し。

ただただ反抗期を表現した曲ではない。

 

この曲だけでプレイリストを作ってみるとMy Hair is Badがいかにロックな一面を持っているか分かる。彼らがいずれ恋愛を歌わない日が来るのかもしれないし、ずっと歌い続けるのかもしれない。それはわからないが、恋愛曲を1曲も収録しないアルバムを聞かせてくれないか、と密かに期待している。

 

今後どんな風にバンドが展開していくか、非常に興味深い。

 

My Hair is Bad

彼らの「疾走感溢れる生きざま」にいつも生々しい’’剥き出しの生’’を突きつけられている。

 

 

 

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